近年問題となっている、振り込め詐欺の被害をなくそうと、鎌倉警察署とみらいふる鎌倉(鎌倉市老人クラブ連合会)深沢地区は「振り込め詐欺なくし隊」を結成した。今日、手広東公会堂で発足式を行う予定だ。
「なくし隊」の活動の中心は被害撲滅のための啓発活動。同地区の老人クラブのネットワークを駆使して、鎌倉署が作成した詐欺電話への対応を記載したチラシの配布などを行うという。
同地区にある12の老人クラブをまとめる地区長・寺嶋幸子さんのもとに、鎌倉署から振り込め詐欺防止のための協力の提案があったのは8月の半ば。直後に開催された会長会でメンバーに連携の打診をしたところ、満場一致で快諾された。
「近所にも詐欺の電話がかかってきた人がいる」という寺嶋さん。「万が一の場合にも一人で抱え込むことのないよう、高齢者同士しっかりとコミュニケーションをとって対抗したい」と意気込みを語った。
鎌倉署管内での振り込め詐欺の被害は8月15日現在で15件約2300万円の被害が発生しており、1年間で10件約2600万円だった昨年より早いペースで被害が拡大している。
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