鎌倉版 掲載号:2017年10月13日号
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ブラッサムアートを考案し、15周年の展覧会を開く

廣野 妙子さん

大町在住 69歳

「アートの楽しさ伝えたい」

 ○…本物そっくりに、あるいはそれ以上に美しい花々を手染めの紙だけで作り上げる「ブラッサムアート」。考案から15周年を迎え、10月20日(金)と21日(土)の2日間、大町の妙本寺で記念展覧会を開催する。「作っても楽しい鎌倉生まれの『紙の花』を、この機会に多くの人に知っていただければ」と笑顔で語る。

 ○…鎌倉生まれ、鎌倉育ち。子どもの頃から絵に親しみ、女子美術大学では油絵を専攻した。時間を見つけては市内各地でスケッチに励むようになると、「一緒に絵を描きたい」と近所の子どもたちが集まってきたという。「子どもが好きだったし、教えるのも楽しかった」と拒まず続けていると、30人ほどの「生徒」が集まった。その後、保護者からの要望もあり始めた絵画教室は今年で50周年を迎え、これまでの教え子は数百人にのぼる。

 ○…ブラッサムアートを考案したのは、教室の評判を聞きつけた小町の清川病院から打診があり、高齢者向けの教室を開いたことがきっかけだった。「絵を描くのが苦手という女性がいて、なんとか楽しんでもらおうとその場にあった紙で花を作ってみたら、面白がってくれて」。その後、持ち前の探究心で手法をブラッシュアップさせ、2007年には特許を取得。帝国ホテルで開催されたブーケの展覧会に出展しウェディング業界から注目を集めたほか、今年10月には花をモチーフにしたルノワールの作品を忠実に再現したものが、海を渡ってフランスで展示された。「ブラッサムアートを作ってみたい」という人は年々増え、今では神奈川県内だけでなく東京にも教室がある。

 ○…娘は独立し、家族と大町に住む。それぞれの教室の予定で1週間のスケジュールが埋まり休む暇もないが、「教え子たちから元気や刺激をもらっている。教室がないとダメなんです」と笑う。これからも「アートの楽しさ」を広めるため、東奔西走の日々は続く。

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