市内台3丁目から大船3丁目に架かる「大船立体」が5月末に開通し、車道本線と北側歩道の通行が可能になる。小袋谷跨線橋の老朽化に伴って進められてきた同事業。大船消防署前から鎌倉武道館前までがつながり、「大船の玄関口」はその姿を大きく変えることになりそうだ。
大船立体は、腰越3丁目の国道134号線を起点に小袋谷1丁目へとつながる県の都市計画道路「腰越大船線」(6・3Km)の終点部約370mで整備が進められているもの。
もともとこの場所には、1931年に日本初の自動車専用道路として完成し、85年に市道となった「小袋谷跨線橋」がJR横須賀線や県道小袋谷藤沢線を跨ぐかたちで設置されていた。
しかし老朽化による耐震性への懸念や、6・1mと車道が狭く交通安全上の問題があったことから、県は2002年以降、段階的に整備を進めてきた。
14年3月には仮橋による暫定通行を開始。その後、跨線橋の撤去や武道館側の交差点の設置工事などが行われてきた。
このほど新橋が完成し、5月末から車道(7・5m)と北側歩道(3・5m)の通行が可能になる。車道は以前の跨線橋の約1・2倍の道幅に。これにより大船消防署前(大船3丁目交差点)から鎌倉武道館前へとつながることになる。
県藤沢土木事務所によれば、開通後は仮橋の撤去や南側歩道(3・5m)の設置、県道小袋谷藤沢線へとつながる交差点の整備を「17年度中に実施する予定」としている。
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