ホーム > 茅ヶ崎版 > トップニュース > 救急搬送、既に昨年の5倍
最新号:2012年2月 3日号
2010年8月27日号
全国的な猛暑となっている今夏、茅ヶ崎市内でも熱中症等での救急搬送が急増している。7月と8月での件数は今月23日の時点で既に昨年の5倍強。熱中症は昼夜、屋内外、老若男女問わず発生しており、市消防本部では熱中症対策への呼びかけ等を行っている。
市消防本部救命課によると、熱中症での搬送は、昨年が7月末に最初の出動があったのに対し、今年は6月中旬から通報が始まった。「今年は救急搬送全体における熱中症の割合が異例の多さになっている」と同課が話すように、件数も昨年の6件(7月1件、8月4件、9月1件)に対し、今年は8月22日までの時点で既に34件(6月4件、7月13件、8月17件)と5倍強に跳ね上っている。藤沢市辻堂にある横浜地方気象台の観測所で今年の同観測所最高気温36・7度を記録した8月17日には、午前中から夕方までに最多となる1日5件の熱中症搬送を行っている。
救急搬送に至る状況も様々で、小学生が外で遊んだ後に頭痛などを訴えた例(午後5時)や、70歳代で散歩中に気分が悪くなり動けなくなった例(午前11時)など、時間や世代問わず起こっている。重症だった症例も2件含まれており、消防本部では9月末まで消防車や救急車で市内を巡回し、注意を促す広報活動を実施していくという。
直射日光や高温多湿な場所での活動によって、体温調整が出来なくなり、体内に熱が溜まり続けて起こる熱中症。頭痛や吐き気の他、痙攣や足が攣る症状なども熱中症が引き起こす特徴だ。
予防策としては暑い所に出ないこと、屋内を高温多湿にしない、スポーツ飲料等でのこまめな水分と塩分の補給などが挙げられる。熱中症になった際に必要なのは速やかに身体を冷やして病院などへ連れて行くこと。初動の処置としては、衣服を緩め、水分を浴びせる、首や脇、足の付け根等の太い血管に冷たい物を当てて体温を冷却する方法などがある。