最新号:2012年2月 3日号
2010年8月27日号
○…茅ヶ崎市消防団の第8代団長として、消防職員と連携した火災時の消火活動や人命救助、避難誘導などにあたっている。8月22日に実施された市総合防災避難訓練をはじめ、この時期は夏祭りなどにも積極的に参加。地域の安全維持活動も行う。「イベントを通じて、日頃の消防団の活動を知ってもらえれば」。認知度を高め、市民の防災意識の向上と共に団員の増員も視野に入れている。
○…茅ヶ崎に生まれ育ち、消防団に入団したのは40年ほど前。家業の農業を継いで働き始めた頃、町内会からの誘いで堤の分団に入団した。仕事と並行して団の活動を続け、分団長を経て平成4年から消防団本部に所属している。長年の活動の原動力となってきたのは、学生時代の柔道と畑仕事で培った基礎体力。そして「困った人を見たら放っておけない」という性分だ。消火器の使い方が分からない住人から助けを求められ、代わりに初期消火にあたったこともあった。大きな火事や災害に限らず、身近なところでも「人の助けになれること」が消防団としてのやりがいだという。
○…現在は奥さんと2人で暮らし、10種以上の野菜を生産している。毎朝4時に起床し、全ての作業を2人で行う。夜中に出動の要請があった場合、ほとんど睡眠がとれないことも。「家族の支え、協力があるからこそできること」と、奥さんに深い感謝を寄せる。多忙な毎日の中での楽しみは、「『じいじ』って呼ばれてる」と嬉しそうに話す孫との時間や晩酌のひと時だ。
○…419人の団員から成る現在の消防団。今年4月に団長に就任してからの毎日は「副団長の時とは全然違う。大変なことばかり」と思わず本音も。それでも「今は団員一人ひとりの意識が高い。車両整備なんかもきちっとしているし」と、頼もしい後輩たちの存在にその表情は明るい。団員と共に「街に愛される消防団」を築いていくことが目標だ。