市長選 服部氏3選果たす 投票率ワースト2の46.56%に
統一地方選の後半戦となる茅ヶ崎市長選の投開票が今月24日に行われ、現職の服部信明氏(49)が3万5287票を獲得。新人の藤間明男氏(56)、永田輝樹氏(47)との激しい選挙戦となったが、民主党、公明党の推薦、自民党の支持などを得た服部氏が両氏を大きく引き離し、手堅く3選を決めた。
当選した服部氏は「今回の選挙戦は厳しい状況であることを実感した。しかし、2期8年の中で市民と一緒に政策を構築してきたことを冷静に判断して頂きました。市民の方たちとの協働をさらに一歩進めていきたい」と抱負を述べた。
市庁舎建て替え反対の姿勢をとり続けた藤間氏は現職当確の報を聞き、茅ヶ崎駅北口の事務所へ。支援者を前に「結果を見る限り、民意は建て替えには同意していないのだと思います。投票率が低いことを予想していたので私は民意によって新しい市政を動かそうと思っていましたが力が及びませんでした」と深々と頭を下げた。
午後11時、小桜町の永田氏事務所では、テレビから服部氏当選確実の速報が流れると集まっていた約30人の支援者から落胆の声が上がった。藤間氏同様、市庁舎の耐震補強を強く訴えた永田氏だったが「街頭活動で政策への手ごたえを感じたが、充分に掴みきれなかったのは私の力不足。応援してくれた皆さんを巻き込んで申し訳ない気持ちです。これを糧にゼロから研鑽を重ね、市民の役に立てる存在を目指したい」と悔しさを滲ませた。
投票率は平成7年の45・64%に次ぐ過去2番目に低い46・56%。平成19年の前回と比べても2・48%ダウンに。2週間前に実施された県知事・県議選(40・6%)同様、市民意識の低さを露呈する数字となった。
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