茅ヶ崎市議会の新議長 柾木 太郎さん 東海岸北在住 50歳
議会から街の魅力向上を
○…「国政が不透明だったり、今は政治への関心が高まっている時期で、地方議会も重要なポジションにある。市議会は二元代表制の一翼としての責任がますます重くなっていると認識しています」。重責ある立場で抱負を語る。4月の市議選から議員数が削減されたことについても「市民からの戒めとして真摯に受け止めています。今まで以上に分かりやすく信頼される議会運営を目指したい」と表情を引き締める。
○…生まれも育ちも茅ヶ崎。昭和42年から58年まで茅ヶ崎市長を務めた柾木一策氏を父に持つ。野を駆け回ったという少年時代を過ごし、製造メーカーなどでの会社員を経て市議への道へ進んだ。きっかけは父親の叙勲受賞パーティ。「もうリタイヤした人物を祝う集まりに誰が来るんだって思っていたんだけど、これが本当に盛大に執り行われたんです。現役当時は色々言われていたけど”評価は後から付いてくる”という政治の世界に興味を持ちました」。平成7年に市議初当選、今回で5期目となる。
○…『常に野に生きる事』という政治姿勢と併せ、忙しい時でも自分の時間を持つことが大切だという。学生時代から親しんでいるサーフィンは今でも全日本選手権に出場する腕前。読書も「本の中に好きなフレーズがあった時は何十回も読み返しますよ。何にしてもこだわることは大事なこと。でも口調や文体にその時読んでる本の影響が出てしまうんだけどね」と笑う。
○…これからのことを聞くと「私たち議員の質の底上げを目指したい。我田引水ではなく、真に市民の為になる活動をしていかないと」。住民が声を上げられる時代だから市政も変わるべきというのが持論。その先に見ているのは茅ヶ崎の魅力アップだ。「そこから市民や議員にも本当の郷土愛が生まれてくるんじゃないかな。議会を通じて皆さんに永く暮らしたいと思われる街にしていく努力をしていきたいですね」。
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