平塚市や藤沢市などで独自の調査が始まっている小・中学校などの放射能測定。茅ヶ崎市は簡易測定器での調査は行わず、市内下町屋にある神奈川県衛生研究所の測定値を”精度の高い数値”として見守っていくとしている。
市では今月2日、衛生研究所と茅ヶ崎里山公園(芹沢)、小和田浜公園(浜須賀)で放射能測定を実施。簡易測定器と研究所と同性能の機器を用い、測定差を調査した。簡易機器からは比較的高めの数値が出ていることなどを踏まえ、茅ヶ崎は衛生研究所数値を注視していくとの見解を示している。
精度の高い数値を計測、報告、公表
県衛生研究所では現在、大気中の放射能測定と降下物の測定に加え、任意で浮遊塵の測定を行っている。大気中の放射能と降下物に関する測定値は神奈川県と文部科学省に報告、公表している。
同研究所が行っている大気中の放射能測定は、簡易測定器よりも高性能な機器を使用し、細かなレベルの検出が可能。研究所敷地にある建物の上部(地面から4.9mの高さ)に備え付けられている。計測器からは常に数値が出されており、1時間ごとの平均値を県、文科省のホームページで公表している。同機器では線種の分析はしておらず、自然界に存在する放射線を含んだ数値を公表している。降下物については計測器に入っている物質の分析を毎日行っている。
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