茅ヶ崎市総体バドミントン大会が7月17日に行われ、男子シングルスの部で東海岸北在住の川野秀敏さん(39歳)が優勝した。同種目では1993年から2007年まで15連覇して以来、4年ぶりの栄冠を勝ち取った。
21人が参加し、トーナメントで競われた男子シングルス。川野さんは第2シードとして出場し、これで16回目の優勝。「狙っていたというより、優勝できたという感じですね」と笑う。昨年は未開催、一昨年は時間切れのため準決勝で終了、3年前は準優勝。若手の台頭、年齢的な衰えなどの不安要素を振り払い、頂点に上り詰めた。
今は15連覇した時のようにスピード、パワーで圧倒する戦い方はできない。だが、プレーをしながら相手の動きを観察し、得意・不得意を瞬時に把握。相手の良さを消すことで試合を優位に進めていった。
普段は西浜小学校の教師として教壇に立つ。週2回の練習の他に、毎日走って学校と自宅を往復し、体力の維持を図っている。また、これまで長年続けられたのは家族のサポートも大きいという。「バドミントンがやりがいであることを分かってくれているので、続けさせてもらっている」と奥さんや子どもたちへの感謝も忘れない。
今大会でベスト4に残った川野さん以外の選手は10代と20代。負けられないと思う反面、「会うたびに強くなっている」と若手の成長にも喜びを感じている。だが、「今でも新しい発見ができ、もっと上手くなれると思っています。でも若い子たちはどんどん強くなる。(自分も)今より強くならなければダメ」と貪欲だ。来年の大会で40歳になるが、簡単に若手に勝たせる気はないようだ。
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