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茅ヶ崎版 公開:2011年7月29日 エリアトップへ

7月31日に開催されるチャリティー音楽会実行委員会の発起人 島村淑子(よしこ)さん 室田在住 66歳

公開:2011年7月29日

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歌で被災地にエールを

 ○…7月31日(日)に、松林公民館講義室(室田1-3-2)で「つながるちから〜東日本大震災復興支援チャリティー音楽会」(午後2時から)を開催する。実行委員会の中心として6人のメンバーと共に準備を進めている。「たくさんの人に来て頂いて、少しでも役に立てるのではないかと企画しました。みなさんに楽しんでもらえるものにしたい」と意気込む。当日は8組の個人、団体が合唱や合奏などを披露する。

 ○…普段は市内の3つの合唱サークルで活動。しかし3月11日以降は被災地の状況を目にする度に「自分は音楽なんてやってていいのか」という無力感に駆られた。しばらくは物資を送るなど支援活動を行っていたが、4月に入り気持ちを落ち着かせ「なんとか自分たちも音楽で力になりたい」と実行委員会を発足した。「こんなのやるから手伝ってと言ったら、みんなが即座に立ち上がってくれたんです。仲間には感謝してます」と振り返る。ゼロからのスタートだった。だが、月2回の活動でイベント内容から運営管理まですべて手作りで行ってきた。

 ○…とにかく歌うことが好き。「小さい頃から、母親に遊園地でやっていたのど自慢のような催しによく出させられましたよ。喜んで歌いましたけどね」と懐かしむ。また現在は、歌うことに加えて歩くことも日課となり夫と鎌倉、逗子などを散策している。「ここ行こうって思ったらすぐ行動しますよ。ストレスも発散できますしね」。

 ○…音楽会のテーマ「つながるちから」は、会場となる松林公民館の年間目標から一部を引用したもの。「これに限らず、長い支援をしていきたい。第2弾、3弾と続けていければと願って決めました」と想いを込める。「私が勝手にやり始めたことを館長さんや地元自治会の方などが全面協力してくれました。当日は、会場が一体となって成功させたい」。いよいよ想いを形にする時がやってきた。
 

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