市内出身ルダシングワ真美さん 平和への想いを形に ルワンダで障害者支援
茅ヶ崎市出身のルダシングワ真美さん(49)は、夫であるガデラ・ルダシングワ・エマニュエルさん(59)らと共にアフリカのルワンダとブルンジに1997年に義肢製作所を設立。これまで16年に渡り、現地の障害者支援を行っている。
真美さんは専門学校を卒業後に6年間OLを経験。その後東アフリカを旅行中、右足に障害を持ったエマニュエルさんとの出会いを機に義肢装具士になることを決意した。一方、ルワンダ生まれのエマニュエルさんは幼い頃に医療ミスで右足が麻痺の状態に。自らも義足で生活し真美さんと共に1991年に訪れた横浜市内の義肢製作所で義足を新調した際、その技術に感激したのだという。1994年に起こったルワンダ大虐殺の後「地雷や虐殺の被害に遭った人たちの力になりたい」と母国に技術を持ち帰り、義肢製作所を設立した。「はじめは誰もが不安な顔をしていました。しかしゼロからスタートした活動が形になり義足を履いた瞬間の現地の人の喜ぶ姿が何よりの幸せです」と真美さんが話すように多くの人に愛されて続けている。
頭の片隅にルワンダの地を
大虐殺のような悲劇を2度と起こすまいという想いで名付けられた「ワンラブプロジェクト」を現地で行いルワンダの人たちが肉体的、精神的、経済的に自立できるように応援している。「聞き慣れないルワンダという国で、茅ヶ崎で生まれた人間がこんなことしているのだと頭の片隅に置いてくれたらうれしいです」。この先も愛するルワンダのために尽力していく。
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21日午後から交通規制4月19日 |
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