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茅ヶ崎版 公開:2013年8月23日 エリアトップへ

第17回「室田」 茅ヶ崎の轍(わだち) 協力/茅ヶ崎市文化資料館

公開:2013年8月23日

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江戸後期の面影が残る建築様式
江戸後期の面影が残る建築様式

 幕末の頃につくられたと思われる室田村の絵図から、当時の景観を知ることができます。

 絵図には、大山道と東海道を結ぶ道が赤い太線で描かれています。これは今も室田の主要な通りで、道筋に寺と民家と畑が描かれています。赤羽根村との境は大山道で、「大山参詣道」と記されています。図中の八王子権現は、鎮守の八王子神社のことです。『新編相模国風土記稿』に「八王子社に山王、神明宮(天照大神のこと)を合祀す」とあり、山王権現と天照大神の二社は絵図がつくられた後に鎮守に移されたことが分かります。社殿は入母屋造で妻側に唐破風向拝がつき軒の深い重厚な建物で、江戸後期の様式を残しています。これは一之宮(寒川町)で大きく商店を営んでいた日野屋の屋敷神のものだったのを、1881(明治14)年頃移築したといわれています。

 また、水路は青い線で2本描かれ、『皇国地誌』にある千ノ川と中川渠です。

 田は、村の南側の低地に大きく広がり、その一部に「御料新田」があります。新田の北側に「秣場」とあります。これは肥料にする草を刈る土地で、江戸時代の頃は欠くことのできないものでした。
【参考文献/茅ヶ崎市史1】

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