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茅ヶ崎版 公開:2013年9月27日 エリアトップへ

9月29日(日)に行う「第83回筑前琵琶全国大会」主催の筑前琵琶日本旭会会長を務める 藤巻旭鴻(きょっこう)さん (本名:英一)香川在住 80歳

公開:2013年9月27日

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「琵琶の魅力広めたい」

 ○…「伝統を守りつつ新しいものにも挑戦する。それが旭会の精神です」。筑前琵琶日本旭会と、筑前琵琶湘南旭会の会長を務める。「琵琶というと『耳なし芳一』などの暗いイメージを持つ人が多いですよね。私たちはそんなイメージを覆して、多くの人に楽しんでもらいたいと思っています」。今回の大会では日本舞踊や茶道、華道などと筑前琵琶がコラボレーションする演目も多数。40人が一堂に演奏する姿も見どころだという。「本当に面白いです。音楽でなく『総合芸術』として作り上げます」

 ○…幼い頃から父・初代旭鴻の背中を見て育ち「琵琶は身近だとは思っていた」という。しかし興味を持つことなく成長し、転機が訪れたのは高校卒業時。「友人たちとかくし芸を披露し合うことになり、自分の家にある琵琶を思い出した」。「かくし芸」として演奏を始めてからは、琵琶の魅力の虜になり父の手ほどきを受けた。そして、大学卒業後は茅ヶ崎市をはじめとする県内各地の小・中学校で教員を務めながら、琵琶の腕を磨いていく「2足のわらじ」に。「教育も琵琶も自分のやりたいことだから」と全力で取り組み「長崎で演奏会に参加した翌日に茅ヶ崎で学校の運動会があって、大急ぎで帰ってきたこともありましたよ」と笑う。

 ○…教員退職後は自ら「湘南旭会」を立ち上げ、後進の育成に励む日々。息子や娘も琵琶を学び、大会にも出場し共演もする。「子どもも随分腕を上げているので嬉しい限りです。孫にもやってもらえたら、という希望はあるけれど無理強いは出来ないしね。もし興味を持ってくれたら自分が教えたい」

 ○…「琵琶がなければ今の自分は無いと思います。生まれた時からの宿命であり、これからも共に歩んでいきます」。奥深いその音色、可能性に今も魅せられ続け「これからも毎日弾き続けます。多くの人に琵琶の可能性を知ってもらいたいんです」と抱負を語った。
 

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