神奈川県議会議員 岩本一夫の 見聞(けんぶん)検分(けんぶん)㉚ www.iwamoto-kazuo.biz目と耳でしっかり確かめてから、考える。
異常気象の原因は地球温暖化。
今年は桜の開花が早く、満開は3月25日前後であった。4月10日頃がお花見の時期であった60年代に比べると半月も早い。4月1日の開花ラインは毎年北上している。また竜巻や巨大な台風などの異常気象も頻繁に起きており、地球温暖化が現在進行形であることを伝えている。
因みに温暖化に影響を与えるCO2排出量は、今も確実に増えている。米国やEU、日本は若干減少しているものの、インドと韓国などが上昇傾向にあり、中国はこの10年間で倍増し、全世界の排出量の4分の1を占める。この百年で世界の平均気温は0・74度、日本は1・13度上昇している。
そこで以前からの持論「杉のペレット化で森を混合樹林に再生し、花粉症を根絶、丹沢の保水能力も復活させて洪水を防ぎ、そしてCO2も減らす」という一石四鳥の妙案を、敢てわめき散らしたい。県は新エネルギーに注目しても、温暖化対策には冷たいのだ。
さて先日、北海道は津別の合板製作工場を訪ね、木質バイオマスコージェネシステムを視察した。工場では原木の木屑を燃料にして発電することで、原油換算で2万4千㎘、CO2だと6万9千t削減したという。大きなボイラーと発電機が頼もしく稼働していたが、この発電機を製造するのには、どれほどのCO2を排出したのかとも考えてしまうが…。兎に角、排出取引等こざかしい策に溺れず、地球を愛し、正しい姿を急いで取り戻したい。「かつて、わずか数十年間で海面が3m程度上昇した」とする学者もいるのだから!
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