聴く者を様々な旅に誘う温かな歌声と、シンプルで力強い言葉で紡がれたメロディ。茅ヶ崎を拠点にするシンガー・ソングライターCaravanが11月16日に最新アルバム「Quiet Fanfare」を発表した。
「主なテーマを特に設けず、自由な感覚で楽しんで作りました。ぜひ聴いて欲しいアルバムになりました」と話す今作は、前回に引き続き市内にあるプライベートスタジオで制作された。大手レコード会社を離れ、自身でレコーディング環境を整えてほぼ一人で作り上げた前作。対して最新作では隅々まで神経を使い、ゲストミュージシャンや、今年6月に日比谷野外音楽堂で行われたライブ中に収録した観客による大コーラスも収録。フルアルバムらしく様々な曲調の13曲を楽しむことが出来る。「曲を作っていて『ファンファーレ』って言葉が何度か出てきたんです。新しいサイクルが自分の中で始まった感覚もあるし、普段のふとした瞬間のファンファーレが聴いた人にも届くような1枚になってもらえれば嬉しいですね」。
今は迷いが無くなった
このアルバムは自身のHPとライブ会場、そして「仲間」と呼ぶ、気心の知れた一部店舗(茅ヶ崎では現在1店舗のみ)で販売される。これは前作から始めた手探りの取り組みだ。「ライブを観て気に入ったら手に取って貰えることって自分にとってリアルな反応ですよね。最近は『自分は曲を作って歌うことしかできないし』って開き直りみたいな感覚もあって迷いが無くなりました」。
「今は猫の世話が日課かな」と冗談ぽく笑うが、年明けクラブチッタ川崎での公演、3月から始まるアルバムの全国ツアーが発表されたばかり。今年は弾き語りのライブが多かったが、来年はバンドセットで歌を届ける旅が再び始まる。
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