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茅ヶ崎版 公開:2013年12月20日 エリアトップへ

新作絵本「クッキーひめ」を出版した 大井 淳子さん (ペンネーム:おおい じゅんこ)松が丘在住 45歳

公開:2013年12月20日

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子供目線を大切に

 ○…「色々な人に助けられてここまで来ることができました。運が良かったんです」と謙虚に作家生活を振り返る。だが、運だけで15年以上も作家を続けられない。温かみのある絵と優しいストーリーで子どもたちの心をつかみ続け、12月5日に14作目となる新作「クッキーひめ」を出版した。何不自由なく暮らすクッキーの国のお姫様が自力で楽しさを見出していく内容に、「自発的に何かをなしえることの大切さが伝われば」と想いを込めた。

 ◯…浜須賀小・中学校、北陵高校を経て、東京藝術大学大学院でデザインを専攻。ステーショナリーメーカーでデザインを担当した後、絵本作家としてデビューした。以後、コンスタントに作品を発表し、約10年前に茅ヶ崎へ戻り居を構えた。創作に行き詰まりを感じると、茅ヶ崎市内を散歩するという。時に海岸まで、時に鉄砲道を闊歩するうちに、「どこかのどかなこの町を歩く中で、自然と頭が整理されアイデアが浮かぶことも少なくありません」。慣れ親しんだ茅ヶ崎の環境が、創作に好影響を与えている。

 ◯…家庭では中学生の一男一女の母でもある。「本当に普通のお母さんですよ」と話すが、「子育てを通して幼児の感覚を共有できました。それは絵本づくりにもプラスになりましたね」。絵本作家として心掛けていることは「子供目線」。普通のお母さんだからこそ、子供の細やかな感性をすくい取れるのかもしれない。

 ◯…歴代作品タイトルには「おにぎり」「かきごおり」「パン」など食べ物が目立つ。その理由を「食いしん坊だから」と笑うが、自身料理好き。また、子供の服を仕立てたり、ピアノや手話も学んだりと多趣味な顔を持つ。「長く続ける」が信条で、絵本もずっと描き続けるつもりだ。「子供が小さいころ、自分の本をあまり読み聞かせできなかったんです。だから、孫に読む日が楽しみ」と、冗談交じりに夢を語ってくれた。
 

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