湘南設計監理協会の会長に就任した 吉岡 順一さん 円蔵在住 64歳
次に繋がる「良い設計」を
○…現在茅ヶ崎市内の建築設計関係の会社で構成される「湘南設計監理協会」。7社が所属し、2月6日に開かれた総会で会長に就任した。同会は、市内を中心とする地域の建設事業の設計や監理面に積極的に協力し、建築文化の向上を目的としている。「会は今年で27年目を迎えました。会員は当初より少なくなっていますが、横の繋がりを大切にして親睦を深めたい」と話す。
○…自身は1995年に入会し、これまでにも副会長や会計の役職を歴任。結婚後に立ち上げた一級建築士事務所(株)ヨシオカ設計(香川)の代表取締役を務め、建築物の強度を計算し図面に起こす「構造」などの仕事を行う。大学時代の恩師から「まずは建築の基礎となる『構造』をしっかりと学ぶこと」とアドバイスを受けて以来、自身の専門にして現在に至る。モットーは「良い仕事をしていると次に繋がり、新たな仕事は自然に舞い込んでくる」
○…埼玉県に男女6人兄弟の三男として生まれる。父が油機関係、おじが土木関係の仕事をしていたことから「理工系」の仕事に興味を持つように。「建築」を志したのは大学受験直前で「格好良いイメージだったからかな」と笑う。東洋大学で建築を学びながら、トラックでの配達のアルバイトに明け暮れたという大学時代。卒業後は県内の設計関係の会社に勤めた後、妻の実家・平塚に近い茅ヶ崎へ引っ越し独立した。「苦労はありましたが、一つ一つの仕事を大切にしていくことで新たな出会いも多く、人の縁に恵まれていると思います」と感謝を忘れない。
○…大学時代から傾倒しているボウリングのアベレージは194で、パーフェクトゲームを達成したことも。「最近は中々練習に行けないけれど、会の年1回のボウリング大会が楽しみでね」と、その腕前は現在も健在の様子。今後は「地元企業が地元の建築にもっと関われるよう、会の代表として働きかけていきたい」と意気込んだ。
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