任期満了に伴う茅ヶ崎市長選挙(4月26日投開票)を前に、現職の服部信明氏(53)が2月18日、市民文化会館で4期目の出馬意向を表明した。
これまで、3期12年以内の任期を掲げていた服部氏。公約に反する出馬について「これまでの取り組みは大方達成できた。しかし地方自治法改正による新たな中核市制度や、さがみ縦貫道開通に伴う道の駅設置、茅ヶ崎ゴルフ場や北陵高校の今後など、この1、2年で生じた変化は茅ヶ崎の将来を決める課題で、スピーディな対応が必要。今回を最後の出馬と考え4年間取り組みたい。市民の方にこの判断をジャッジして頂きたい」と語った。服部氏は茅ヶ崎市出身で東海大学中退。これまでに市議2期、県議2期を務めている。
桂氏と鈴木氏が名乗り
事前に行われた市長選説明会に参加した陣営で、立候補に向け意欲を見せているのは桂秀光氏(58)と鈴木毅氏(59)の新人2人。
桂氏は東京都出身で東京農工大大学院の博士後期課程修了。2003年、2007年の茅ヶ崎市長選に出馬し、現在はマレーシアのクアラルンプールにある大学の職員を務めている。桂氏は本紙の取材に対し、市が停滞している現状などに触れ「自分が子どもだった頃と変わらない交通体制や市民サービスなど、茅ヶ崎の将来に対し危機感がない。政党政治でない無所属の自分が立候補して、民主主義の選択肢の一つとなりたい。変革できるかどうかが市の発展の鍵となると思っている」と話している。
無所属での出馬を表明した鈴木氏は藤沢市出身で、国学院大学文学部を卒業。国会議員秘書などを経て1996年、2000年の総選挙では民主党公認で出馬し、現在は絵本などの制作会社役員を務めている。本紙の取材に対し「現職の多選は市政運営をよどませる」と批判。さらに「2015年度は公共施設の整備事業ラッシュで、市の借金は膨らむばかり。再度費用を検証し直し、小児医療の上限年齢の拡大や中学校給食の実施など、子育て世代の家計負担を減らす方に使うべき」と訴えている。
(2月24日起稿)
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