このほど「下寺尾官衙遺跡群」=茅ヶ崎市下寺尾字西方=が国史跡指定として告示され、正式に登録された。
市内4件目の国史跡
これは、2014年11月に国の文化審議会が文部科学大臣に答申を出していたもので、それまでは茅ヶ崎市や神奈川県からも史跡指定はされていなかった。今回の指定は、古代地方官衙を構成する郡衙や群寺、船着き場、祭祀場が密集し、遺跡の全体像が把握できることから、「地方官衙の構造や立地を知る上で重要」と評価されたことによる。
史跡指定を記念し、茅ヶ崎市ではシンポジウムや確認調査現地見学会、関連講座を開催する予定。また、史跡の保存整備に必要な保存管理計画の作成も進めていくという。
これにより、市内の国指定文化財は「史跡・旧相模川橋脚(1926年指定・2007年追加指定)」「重要文化財・宝生寺の銅造阿弥陀三尊立像(1959年指定)」「天然記念物・旧相模川橋脚(2013年指定)」の4件となった。
なお、同答申が出された同日に行われた「藤間家住宅主屋」=茅ヶ崎市柳島=を国の登録有形文化財に登録するための答申に対する告示は、まだなされていない。
(3月23日寄稿)
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