アートで人を笑顔に、幸せを届けたい―。チョークアート教室「アトリエポップチョーク」を主宰する千葉和恵さん=市内東海岸北在住。チョークアートとはオイルパステル(油分の多いクレヨン)を使い、黒いボードにカラフルな絵を描くもの。イギリスなどが発祥で、カフェの看板アートが始まりと言われる。「オイルパステルで描いた後、指で擦り色を混ぜていくので、直接触れて生み出す感覚が魅力です」と千葉さん。
横浜に生まれ幼い頃から工作などが好きで、小学校の夏休みの宿題では思いつくままに「カラフルなヤシの木の滑り台で遊ぶ人」を描き提出。作品に対する教師のコメントが今でも忘れられない。『あなたの感性はあなただけのもの。大切に育てていって下さい』―。「家族以外の大人に認めてもらえて心の底から嬉しかった」。その時「この先生のように人の感性を伸ばし可能性を広げられる大人になりたい」と夢を抱いた。
美術短大を卒業後、住宅メーカーで建築のアシスタントや、POPライターとしてスーパーなどに出向き勤務。出産を機に夫の地元・茅ヶ崎に移り住んだ。子育てが一段落した時にチョークアートに出会い、魅力を広めようと2011年から教室を主宰。現在は保育施設で子どもに図工を教えたり、高齢者施設でワークショップを開くなど、幅広い年代に接する日々。
今後は勤労市民会館で5月3日(日)から6日(水)まで開かれる「KINROアート文化展」内で作品展示・体験を、16日(土)に同会場で作品展示を行うほか、5月末には福島県白河でのイベント参加も控えている。「これからも老若男女に楽しんでもらえるチョークアートを広め、皆の個性を伸ばしていきたい」と笑顔を見せた。
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>