茅ケ崎警察署の署員6人が、4月14日に寒川町の一之宮愛児園を訪れ「自転車交通安全教室」を行った。
これは今年度、初めて開かれたもの。同署管内では自転車の利用者が多く、交通人身事故件数全体の内「自転車関係の事故」が占める割合が29・9%(2014年)で、県平均の22・7%よりも高い。今年1月から3月までの自転車事故件数は37件で昨年比マイナス19件。件数自体は減少しているが同署によると「『マナーが悪い』という声が多く聞かれている」という。こうした背景を受け、各世代の自転車マナー向上を図る一環として同教室が開かれた。
当日は園児約130人が参加。「これから自転車に乗る子どもたちに向けるとともに、子どもを通じ親世代にも啓発できれば」との思いで署員が作った紙芝居を披露し、園児に向け「お父さん、お母さんが自転車に乗っている時に携帯電話を操作していたら『駄目だよ』と注意してあげてね」と呼びかけた。またヘルメットや標識を示しながら交通安全について説明すると、園児たちは興味津々に聞き入った。教室終了後には、当日の内容をまとめた親向けの冊子も配られた。
同教室はこれまでに小和田保育園、旭保育園(寒川町)でも実施されており、今後も管内の保育園・幼稚園で開かれる予定。同署担当者は「家族で自転車マナーを話し合うきっかけになれば」と話している。
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