茅ヶ崎市議会の第32代目議長に就任した 青木 浩さん 萩園在住 57歳
議会を身近な存在に
○…ベテラン市議として4期目を迎えた今期、議長に就任した。「先般の選挙の低い投票率に反省している。皆さんにもっと市議会に興味をもってもらえるようSNSの活用や議会の土日開催など、こちらから打って出るような方法を考えたい」と決意を新たにする。
○…柳島の出身。少年時代は「野球小僧」で毎日練習に明け暮れた。西浜中の野球部で主将を務め、市大会で優勝。続く湘南地区の大会では惜しくも決勝で敗れた。「延長の末0―1の敗北。あの試合のことは、今でもおぼえている」。高校ではきっぱりと野球を離れ、好きな車や機械いじりを生かせる工業高校へ。在学中にアルバイトをしていたガソリンスタンドに誘われ、卒業後に就職した。21歳で結婚、2子に恵まれた。33歳で独立を決意し、自動車販売会社の社長に。当時、長男がモトクロスで全日本大会に出場するほどの腕になり「独立すれば、応援に行く時間ができる」という目論見もあったという。
○…『市民に一番近い政治家』の市議に「実は20代の頃からなりたかった」。日々の生活に追われ、眠っていたその思いが再燃したのは44歳の時。県議の支援者を務めた縁で自然と市民の声を聞く機会が多くなったことが転機となった。これまでに新湘南バイパス高架下の公園や柳島スポーツ公園の整備などに尽力してきた。「政治家不信の原因は、安易なマニフェストの乱発。出すからには必ずやるべき」と自らの信条を語る。
○…妻と息子夫婦、孫2人の6人暮らし。最近、下の孫が野球を始めた。「すぐに指導者登録したよ」と満面の笑み。「おじいちゃんコーチは珍しいでしょ。でも、なかなか時間がとれない」。球児たちと過ごす時間が一番のリラックスタイムだ。日曜の夕方に家族と開くバーベキューの時間もお気に入り。その際には一切を仕切る「奉行」になるとか。市政の両翼、その一翼を担う市議会を采配する議長の「名奉行」ぶりに期待する。
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