県内で急性ウイルス感染症の「手足口病」が流行している。茅ケ崎保健福祉事務所の管内(茅ヶ崎、寒川)では、7月6日から12日にかけて罹患者報告数が急増し、大きな流行が発生・継続している状態を示す「警報レベル」に達した。今後も流行が続く恐れがあるとして、両市町や保健福祉事務所では注意を呼びかけている。
乳幼児中心に流行
手足口病は、口の中や手、足などに水泡性の発疹が現れることが特徴の感染症で、例年夏に乳幼児を中心に流行する。
県衛生研究所が県内215カ所の定点医療機関(小児科定点)からの報告をもとに毎週集計している感染症発生動向調査によれば、県全体では6月29日から7月5日にかけての報告数が定点当たり6・09人(前週4・06人)となり、定点当たり5人を目安とする「警報レベル」を超えた。
茅ヶ崎市と寒川町では、6月22日から28日の週に定点当たり1・57人だった報告数が翌週には倍増し流行の兆しを見せていた。なお県内では、7月12日時点で足柄上と三崎を除くすべての地域が警報レベルを超えている。
茅ケ崎保健福祉事務所では「手足口病は、例年8月頃までに流行のピークを迎える。今後の発生動向に注意し、こまめな手洗いやくしゃみ、せきエチケットなどを心がけて、流行の拡大を防いでもらいたい」と話している。
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