茅ヶ崎青年会議所(JC・都築佑介理事長)は市内堤にある自然公園「市民の森」内に、市民と協力して新しい遊具2基を完成させた。
茅ヶ崎JCは、市内に在住・在勤の40歳以下で組織している地域貢献団体。茅ヶ崎をよりよい街にしようと、様々な活動を行っている。今年1月の会議で、市内の公園の減少と狭さが課題に挙がり、今回の企画が立ち上がった。「公園数を増やす」などの案が出たが、短期間で実現しやすい企画として、既存の公園に新遊具を建設することを優先した。「市民の森」を選んだのは、1978年の同園開設の際に、茅ヶ崎JCが遊具を設置した経緯があったため。81年にも設けたが老朽化で10年以上前に撤廃。それ以来3度目となる。
新設したのは、周囲を取り巻く森林の雰囲気にマッチしたアスレチック遊具。高さ1・8m程の「つり橋」は、全長12mを一本のワイヤーで渡るもの。公園内で自生した木がこの橋を支え、安全のため落下防止のネットが張られている。「えぼしツリー」は高さ3m。左右に伸びた丸太2本からネットがらせん状に張られて木登り体験が楽しめる。
得意分野で力を発揮
建設には、同JCメンバーと公募で集まった市民のべ70人が参加。多業種からなるメンバーの専門知識や技術を活かしてこの建設に取り掛かった。建築面は都築理事長(ツヅキ工業(株))や相田幸規雄さん((株)鳶相田)、設計は瀬川政仁さん((有)瀬川政夫建築工房一級建築士事務所)、ワイヤー設置は小川正史さん((有)小川板金工業)、塗装は山田博之さん((株)RIZE)、ごみの処理は伊藤孝さん((株)伊藤善商店)などが担当。そのほか計算は税理士、リスク管理は社会保険労務士など、立案から実施に至るまで各自が得意とする分野を担ってきたという。
建設に参加した親子は「子どもにとっても誇らしい遊具になったと思う」「もっとこの企画を広め、他の公園も『私たちが作った』と思えるようにしていけたら素敵」と話していた。都築理事長は「子どもから大人まで、社会がつながっている茅ヶ崎にしたい。その一つとして今回、公園に着手しました。これからも茅ヶ崎のために様々なことをしていきたい。その協力者が多いほど力になります」と話した。遊具の使用開始はお披露目式の10月3日(土)午後2時から。
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