市内在住の乙女文楽継承者・桐竹祥元(よしゆき)さん(本名・岡本祥元)が、11月8日に茅ヶ崎市民文化会館でブラジル人旅行者に「乙女文楽」の体験指導を行った。
これは、桐竹さんが昨年から海外の人に向け乙女文楽を広めていこうとSNS上で情報発信を行っていたところ、興味を持ったブラジル人の40代男性・マルセルさんから「日本を旅行する際に体験したい。日本の温かさや精神を知りたい」という要望を受けたもの。
当日は、桐竹さんが指導している茅ケ崎高校文楽部のOB・OGも手伝い、人形の仕組みを説明した後「扇の使い方」などの動きを体験。袴を履いての所作を「NARUTO」などの漫画で学んで来たマルセルさんは、呼吸法などもスムーズに行い笑顔を見せていた。桐竹さんは「言葉は通じなくても心の交流ができたと思います。小さな一歩ですが、とても有意義な機会になりました」と話した。
「文楽」とは、一つの人形を基本的に男性3人で操る人形浄瑠璃のこと。それを「女性でもできるように」と昭和初期に誕生したのが「乙女文楽(一人遣い文楽)」。遣い手の身体に人形を固定し1人で操る。
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