「生まれ育った大好きな街でコンサートを開きたい」――。茅ヶ崎市出身のヴァイオリニスト・中丸まどかさん(34・ベルギー在住)が、2016年2月13日(土)に茅ヶ崎市民文化会館で演奏会を開催することが決まった。茅ヶ崎での公演は6年ぶり。
中丸さんはクラシック好きの両親と現在はピアニストの姉の影響で3歳からヴァイオリンを始めた。梅田小、梅田中、鶴嶺高校を卒業後、恩師の母校だった東京芸術大学器楽科・大学院古楽科でヴァイオリンを専攻。才能を開花させ、文化庁の新進芸術家海外研修制度やベルギー政府の奨学金を受けてブリュッセル王立音楽院で学び、現在はフリーランスのヴァイオリニストとしてヨーロッパを中心に活動し、年1〜2回日本にも公演に訪れている。
故郷に音の恩返し
「ロザリオのソナタとオイリュトミー」と題した今回の公演は、中丸さんら4人の音楽家でつくるアンサンブル「LinGon」が、バロック音楽の中でも特殊な技巧が求められる難曲を演奏。日本を代表するオイリュトミスト(舞踏家)の「はた りえ」さんとコラボし古楽器、声楽、舞踏が一体となった舞台を披露する。「ロザリオのソナタ」は中丸さん自身が「感激のあまりにショックを受けた曲」という。中丸さんは「今回のアイデアはずっと心に温めていたもの。茅ヶ崎で演奏できることを私自身とてもワクワクしています。一人でも多くの方に聴いて頂ければうれしいです」と演奏会への思いを語った。
母親の中丸美津代さんは「地域の皆様に支えられて成長した娘が、久々に故郷・茅ヶ崎の地で演奏会をさせて頂きます。寒い季節ですが、皆様お誘いあわせの上お運び戴けましたら幸いです」と話している。
今回の公演は「祈り」をテーマに2月10日に福島県、12日に東京でも催される。チケットは一般3500円(当日4000円)、学生2500円。問い合わせはLinGonコンサートオフィス(中丸)【電話】0467・86・9854へ。
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