茅ヶ崎市と栃木県佐野市が、今夏から観光誘客をテーマに連携事業を進めている。ゆるキャラ同士の交流が連携に一役買った。
佐野市は人口約12万人。栃木県の南西部に位置し、国道50号と東北自動車道、北関東自動車道が交わる交通の要衝として発展している。市のブランドキャラクター「さのまる」は、ゆるキャラグランプリ2013のグランプリで、茅ヶ崎市の特別観光大使・えぼし麻呂とは、6体のゆるキャラで2014年に結成した「ゆる党」(党首はさのまる)のメンバーとして、各地のイベントで一緒に活動してきた縁がある。
2015年10月に圏央道の桶川北本IC〜白岡菖蒲IC間が開通したことで東名高速・中央道・関越道・東北道が直結。東北道方面から茅ヶ崎までの移動時間も約55分短縮された(国土交通省調べ)。これを受けて両市では、佐野プレミアム・アウトレットや佐野厄除け大師、佐野ラーメンなどで知られる佐野市と、夏には海水浴客で賑わうサザンビーチちがさきを擁する茅ヶ崎市双方の観光誘客に向けた連携を本格化させることにした。佐野市総合政策部都市ブランド推進室では「これまでは東北道からの観光客が多かったが、これからは圏央道の沿線からも来てもらえるよう、様々な仕掛けを継続的にしていきたい」と意欲を見せる。
えぼし麻呂とスマ茅が夏季誘客PR
連携事業の第1弾として、7月16日にえぼし麻呂とスマイル茅ヶ崎のメンバーが佐野市の道の駅「どまんなかたぬま」と佐野プレミアム・アウトレットを訪れて誘客キャンペーンを実施。うちわや観光ガイドマップなどを配布し、さのまると一緒にダンスや撮影会も開催するなど施設利用者に夏の茅ヶ崎をPRした。
また別日に圏央道や相模線でつながる東京都八王子市や群馬県前橋市にも訪問してPR活動を行った。茅ヶ崎市観光協会では「近隣から多くの観光客が訪れる佐野市をはじめ、北関東方面の海のないエリアへの誘客活動に今後も力を入れていきたい」と話している。秋には佐野市が茅ヶ崎で観光PR活動を行う予定。
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