第3回デフバレー世界選手権(ICSD・国際ろうスポーツ委員会主催)が7月にアメリカ・ワシントンで開かれ、日本代表として出場した萩園在住の長谷山優美さん(16)=人物風土記で紹介=が4位入賞に貢献した。
デフバレーボールとは聴覚障碍者がプレーするバレーボールで、競技ルール、用具、コートサイズは五輪と同様。世界選手権大会で4位以内が4年に1度開かれる「デフリンピック」の出場権を得られる。
今大会では8カ国が出場し、日本はアメリカ、ウクライナ、ロシアに次いで4位。長谷山さんはセンター・ミドルブロッカーを務め、ブロックやクイックでチームの勝利に貢献した。
障碍乗り越えて
茅ヶ崎市は長谷山さんの功績を称え、文化、スポーツなどの分野で顕著な功績を残した人や団体を表彰する市特別表彰を授与した。
8月15日には市役所で表彰式が行われ、服部信明市長から記念の盾と賞状が贈られた。長谷山さんは「世界大会を経て、チームの団結力をさらに高めることができ、また身振り手振りで外国の選手とコミュニケーションがとれるなど、良い経験になった」と振り返り、服部市長は「今回の表彰でデフバレーを知ることができた。長谷山さんの活躍を見た市民の方が思いを共有し、誰でもスポーツに参加できるよう取り組みたい」とコメントした。
また長谷山さんは「耳が聴こえなくても努力すれば結果につながることを伝えたい。来年のデフリンピックに向けてもっとジャンプ力をつけ、背の高い選手のスパイクを止められるように練習したい」と今後に向けて意気込んでいる。
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