8月23日から28日まで愛知県で行われた「第51回全日本サーフィン選手権大会」で、NSA(日本サーフィン連盟)湘南茅ヶ崎支部所属の松田詩野さん(14)=茅ヶ崎市東海岸南在住=が優勝、伊藤大河さん(18)=同在住=が第2位となる快挙を果たした。
第一中学校2年の松田さんは、ガールズクラスで優勝。「当日、支部の皆さんの応援が力になった。調子も良く、自分の好きな波を捕まえられた」と喜びを語る。松田さんは現在NSAの強化指定選手となっており、今年7月にはプロ資格を取得できる試合にも合格。今回の大会前には「全日本選手権で優勝すること」を自身がプロになる条件に掲げ、見事達成した。来年からのプロ転向を見据え「もっと世界で戦える力を身に付けたい」と話す。
一方、鶴嶺高校3年の伊藤さんは「大舞台で少し緊張があり、身体が堅くなってしまった。優勝したかった」と悔しさをにじませる。それでも「今回、今までで一番良い結果を出せたので素直に嬉しい」と話した。
「世界で戦うサーファーに」
それぞれ父親の影響を受けて小学校低学年の頃からサーフィンを始めたふたり。「自然が相手なので波を読みながらライディングするのが面白い」(松田さん)、「初めは遊びのつもりで夏だけやっていたが、小5から本格的に取り組んで大会に出始めた」(伊藤さん)と、のめり込んで行った。
普段は茅ヶ崎海岸で登校前や放課後にも波に乗っている松田さんと伊藤さん。またハヤシスポーツクラブ(若松町)でウェイトや体幹トレーニングなども取り入れ、世界レベルを目指している。
4年後の東京五輪にサーフィンが正式種目に決定したことを受け、松田さんは「もちろん出場を目標にしている」と話し、伊藤さんは「今はまず、大学進学を希望しているので学業との両立を図りながらサーフィンを続け、世界で戦いたい」と意気込みを語った。
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