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茅ヶ崎版 公開:2016年10月28日 エリアトップへ

南湖まちなか美術館内で個展を開催する 森 治郎さん 共恵在住 87歳

公開:2016年10月28日

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個性大事に生涯現役

 ○…南湖会館で10月29日(土)、30日(日)に開催される「南湖まちなか美術館」内で個展を開く。「地元や恩師などお世話になった人たちに恩返しできれば」。具象表現のほか、金箔や銀箔をはり、感じたままを抽象的に表現する作風など作品の幅広さが魅力の水彩画家。「日本人、もっと言うと自分にしかできない水彩を描くことが目標」。理想を追い求め、半世紀以上にわたり精力的に創作活動を続ける。

 ○…生まれも育ちも茅ヶ崎、家業は農家で絵とは無縁。しかし絵の世界への道を開いたのは小学校の同級生や教師との出会いだった。「先生が絵を描くことの楽しさを教えてくれた。その証拠に友人が何人も芸大を出て、有名な画家になった」と自分の事のように嬉しそうに話す。その後、茅ヶ崎高校の夜間部に入学。そこで生涯の師となる美術教師と運命的な出会いを果たした。そこから平日はサラリーマン生活を送りながら、週末に指導を仰ぐ「二足のわらじ生活」が始まった。「作品の良し悪しの助言はくれるが、描き方は教えてくれなかった。『言われたとおりに描くのは図画で絵画ではない』という言葉が心に残る。生徒一人ひとりが持つ個性を大事に伸ばす教え方だった」。体に染みついた師の教えは、自らが教える立場になってからも引き継いでいる。

 ○…鶴嶺公民館で活動する絵画サークル「鶴彩会」での指導も30年になる。恩師から白羽の矢が立ち、当初3カ月だけのつもりで引き受けたものの生徒たちの熱意に押され継続。現在35人ほどいる弟子の指導にも力を注ぐ。「絵には性格、特に血液型で違いが出る。私はA型だからきっちりした作風。何型の人が描いた作品か見ればだいたい分かる」と笑う。

 ○…夢の中でも絵のことを考えてしまうほど絵が中心の生活を送る。「水彩画は重ねられない一発勝負。さらに繊細さも必要」。日本の水彩画のために生涯現役を誓い今日も筆をとる。

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