茅ヶ崎版 掲載号:2017年1月1日号

服部信明市長新春インタビュー

「新たな一歩を踏み出す年」 政治

市制70周年 節目の展望

2017年の茅ヶ崎について語る服部市長
2017年の茅ヶ崎について語る服部市長
 2017年の年頭を飾る企画として、タウンニュース茅ヶ崎編集室では服部信明茅ヶ崎市長に新春インタビューを行った。「市制70周年」「開発事業」「保健所政令市移行」「待機児童問題」などをテーマに、まちづくりの方針や重点施策、新年の抱負などについて市長の考えを聞いた。

       (聞き手/茅ヶ崎編集室 鈴木健太郎)

 ――あけましておめでとうございます。まずは昨年を振り返って頂けますか

 「あけましておめでとうございます。2016年度より『茅ヶ崎市総合計画第三次実施計画』がスタートしました。同計画に位置付ける全ての事業の実施にあたっては、限られた財源の中で効率的かつ効果的に事務事業を実施していくため、市民の皆様との協働、民間活力の導入を積極的に推進するなど、経営感覚を持って市民サービスの充実を図ってまいりました」

 ――8月には、市の人口が24万人を超えました

 「2007年に23万に達してから約9年間で24万人に達し、湘南の中核的都市として大きく、そして着実に発展してきたということを実感しています」

 ――リオデジャネイロ五輪もありました

 「昨年はシンクロナイズドスイミングでメダルを獲得した小俣夏乃選手をはじめとした本市にゆかりのある多くの方々が、文化・スポーツといった様々な分野で活躍され、まさに『ひとが輝く』1年であったと思います」

 ――3年後の東京五輪に向けて期待が高まりますね。さて、茅ヶ崎市は2017年10月に市制施行70周年を迎えます

 「先人の方々が創りあげてこられた本市のあゆみを振り返り、合わせて社会情勢等も大きく変化する中、時代にあった今後の明るい展望へのスタートとなるよう、2018年10月までの約2年間にわたり『まだ70年、これからも進化する茅ヶ崎!』をキャッチフレーズとして、様々な記念事業を展開してまいります。市民の皆様とともに茅ヶ崎の魅力をお互いに認めあい、将来に向けての茅ヶ崎を描く時間としていきたいと考えています。大きく発展してきた中にも豊かな自然があり、多様な人材を輩出する『ふるさと茅ヶ崎』に多くの市民の皆様が今まで以上に誇りを持ち、まちづくりに夢を抱くことができる『茅ヶ崎』を目指します」

ハードとソフト両面の「進化」

 ――公共施設の整備について、それぞれの進捗状況などはいかがですか

 「(仮称)柳島スポーツ公園は、国が行う新湘南国道の延伸や相模川の築堤事業の一環として、相模川河畔スポーツ公園を移転し整備するものです。この事業は本市では初めてとなるPFI事業として、市内事業者の方々を中心に新しい組織体が形成され、市民の誰もが身近にスポーツに親しむことができる施設となるよう、2018年3月の開園を目指し、運営準備が進められています。

 茅ヶ崎市民文化会館は1980年に開館してから36年が経過していますが、耐震性の不足、施設機能の低下や著しい老朽化が指摘され、バリアフリーや設備の老朽化などが課題となっていました。耐震補強と改修工事を実施するため2017年3月から休館し、18年10月にリニューアルオープンする予定です。改修内容は、市民ロビーの床のバリアフリー化やロビーからホールへの小ホール用エスカレーターの新設などです。

 『公共施設整備・再編計画』において老朽化と耐震性能に大きな課題があることから、複合化による再整備が位置づけられている海岸青少年会館と福祉会館については、茅ヶ崎公園内に(仮称)茅ヶ崎公園体験学習施設を整備しています。現在、茅ヶ崎公園庭球場として利用されているところに建設し、庭球場は同公園内に新設・移転します。新・茅ヶ崎公園庭球場は、17年4月1日の開場、(仮称)茅ヶ崎公園体験学習施設は、19年1月の開館を予定しています」

 ――道の駅にも注目が集まっています

 「道の駅については、19年7月のオープンに向けて昨年3月に『茅ヶ崎市道の駅基本計画』を策定しました。この道の駅は、道路利用者の休憩の場だけでなく、市民の皆様にも茅ヶ崎の産品や魅力あふれる店舗との出会いの場として頂くことを目指しています。観光情報の発信や地産地消の推進となる農畜水産物等の物産販売、災害復興支援活動などの拠点となる新しい形の道の駅の整備を推進し、地域の活性化を図るとともに本市の魅力とブランド力の向上を図ります。

 今年は施設の詳細設計を完成させるとともに、用地買収も含め整備に向けた準備を進める予定など、オープンに向けて大きく前進する重要な期間となっています。関係機関や地域の皆様に協力をお願いしながら、本市の魅力向上と地域活性化に繋がる道の駅を目指してまいります」

 ――この数年で茅ヶ崎の姿も変わっていきますね。さらに茅ヶ崎市は4月から保健所政令市に移行します

 「現在地での市保健所の開設に向け、神奈川県の協力を頂きながら準備を進めてきましたが、16年10月13日付で地域保健法施行令が改正され、17年4月1日から保健所政令市に移行することが正式に決定しました。これにより、県と市がそれぞれ実施してきた保健サービスを一体化し、ライフステージに応じた切れ目のないサービスを提供することが可能になります。また地域の課題に対し柔軟かつスピーディに対応することが可能となり、地域の実情に合ったきめ細やかな保健衛生サービスを提供することで、市民の皆様の健康づくりの総合的な推進を目指します。日頃より市民の皆様と顔の見える関係を築いている市職員が保健所業務を担うことで、地域との結びつきもさらに強まり、保健所をより身近に感じて頂けると確信しています。

 開設まで残り3カ月となりますが、誰もがいつまでも健康で安心して暮らせる地域づくりのための拠点となる市保健所を安心してご利用頂けるよう、全力で準備に取り組んでまいります。さらに少子高齢化や人口減少など都市の抱える課題が多様化、複雑化している状況においては、住民に一番近い基礎自治体が多くの権限を有し、地域の特性にあった市民サービスを提供していくことが重要となります。こうした状況を踏まえ、保健所政令市への移行に続き、神奈川県の『事務処理の特例に関する条例』を活用した権限移譲やさらに多くの権限を有することとなる『中核市』の移行を目指してまいります」

待機児童解消に本腰

 ――茅ヶ崎市は待機児童数が2年連続で県内ワースト。早期対策が望まれていますが、そちらについてはいかがお考えでしょうか

 「保育園の待機児童対策としては『茅ヶ崎市子ども・子育て支援事業計画』により、2018年4月の待機児童解消を目指し取り組んでいます。夫婦が共に働く世帯の増加等によるライフスタイルの変化の中にあっても、子どもたちが健やかに育つことができる環境づくりは本市の重要課題の1つだと考えています。このことを踏まえ、16年9月に『新たな待機児童解消対策』を定め、スピード感を持って取り組むこととしました。この一環として16年11月より保育コンシェルジュを配置し、多くの方が適切な保育サービスを利用できるよう窓口での相談体制の強化を図っています。

 ――具体的にはどのような計画ですか

 16年度は保育所の定員を約500人増加しましたが、17年度には、待機児童数の8割以上を占める3歳未満を対象とした小規模保育事業をさらに増やし、17年4月に98人、同5月に19人の定員増を図るほか、既存施設の入園児童数拡大、幼稚園の預かり保育への支援強化、認定こども園への移行促進など、多様な手法を組み合わせた対策を推進していきます。なお17年4月には、2園が認定こども園へ移行します。概ね500人の定員増を図る予定です。未来を担う子どもたちのため、17年度は保育環境の充実と早期の待機児童解消を市の最重点施策に位置付け、しっかりと取り組んでいきます」

 ――高齢化も進んでいます

 「少子高齢社会を迎えるにあたり、本市が目指す豊かな長寿社会の将来像『元気で、自分らしく、生涯暮らせるまち 湘南 茅ヶ崎』に向けて、子育て世代から高齢者まで『茅ヶ崎に住みたい、住んで良かった』と感じる人が増え、世代間バランスのとれた人口構成のもとで持続的に発展し、安心して住み続けられる環境づくりに取り組んでまいります」

 ――最後に市民の皆様に新年のメッセージをお願いします

 「市制施行当時4万3千人余りであった人口も、昨年8月には24万人に達し、湘南の中核都市として、大きくそして着実に発展してまいりました。これもひとえに、常に茅ヶ崎を愛し真心を惜しみなく捧げられた、先人の方々のたゆまぬご努力のたまものであり、ここに深く敬意を表しますとともに感謝を申し上げます。

 今後も茅ヶ崎の魅力を最大限に生かし、あこがれと愛着にあふれる、若者からシニア世代までのライフスタイルに合う快適な都市環境と豊富な人材を生かし、活力あるまちづくりに取り組んでまいります。

 本年も市民の皆様にとりまして素晴らしい年となりますよう祈念いたしまして、新春のメッセージとさせて頂きます」

 ――本日はありがとうございました

市制70周年を祝う人文字(写真は小和田保育園と市職員)
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整備中の(仮称)柳島スポーツ公園
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自筆の「書」を手に語る服部市長
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