茅ヶ崎市内で2016年に発生した火災と救急出動の状況が、1月4日に発表された。火災件数は前年比16件減の35件で、1959年以来57年ぶりに年間40件を下回った。一方で救急出動件数は依然増加傾向にあり、搬送人員は初めて1万人の大台を超えた。
歴代2番目に低い出火率
2016年に発生した火災の内訳は、建物火災25件(前年比3件減)、車両火災1件(同3件減)、その他の火災9件(同10件減)。負傷者6人(同1人減)、死者2人(前年同数)だった。出火原因別では「放火・放火の疑い」が最も多く7件、次いで「こんろ」5件、「たばこ」4件となっている。
また人口1万人当たりの出火率で比較すると16年は1万人当たり1・5件で、茅ヶ崎市消防本部・消防署が発足した1948年の1・1件に次いで歴代2番目に低い出火率だった。
救急出動は増加
救急出動件数は前年比362件増の1万692件で、1日平均約29件の出動。搬送人員も前年比365人増の1万76人だった。傷病程度別では軽傷4216人、中等症4983人、重症731人、死亡138人、その他8人。軽傷者の搬送が全体の4割を占めていることから、市消防本部では引き続き「救急車の適正な利用」を呼び掛けていく。
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