独立行政法人国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとして野原信人さん(57)=市内浜竹在住=が3月27日から2年間、ジャマイカに派遣された。出発を前に22日、服部信明市長を表敬訪問し派遣の意気込みなどを語った。
システムエンジニアとして民間企業でキャリアを積み重ねてきた野原さん。年齢とともに管理職へと立場が変わり現場を離れることになったが、現場への想いは捨てきれずにいた。そんな矢先にJICAのシニアボランティア活動を知り、応募を決めたという。
派遣先はジャマイカの首都・キングストンに所在する「4H(フォーエイチ)クラブ」。同クラブは73年前にアメリカから導入された青少年の農業指導者を育成するプログラムで、農業や家政のトレーニングを通じて青少年の健全な育成と農業の振興を目的に活動するジャマイカ最大の青少年育成団体。
野原さんは今回、同クラブが関係者の情報管理と経理事務、文書作成・管理などにコンピュータを活用する計画があることから、IT担当者の能力開発と適切な機材を選定する業務に従事する。
野原さんは「新規システムの立ち上げにチャレンジできることが楽しみ。自分も成長して日本に還元できれば」と意気込みを語り、服部市長は「世界を繋ぐノウハウを伝えるのは素敵な仕事。健康に気を付けて頑張って」とエールを送った。
JICAボラとは
JICAボランティアは開発途上国や日系人社会からの要請を受け、その要請に見合った技術・知識・経験を持ち、そのスキルを現地で活かすことを希望する人を募集。選考・訓練を経て派遣している。シニア海外ボランティアは40歳から69歳が対象。
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