茅ヶ崎市はスマートフォンを使って子どもの成長記録や予防接種のスケジュール管理などができる無料アプリ「電子母子手帳」のサービスを開始した。
電子母子手帳は、子どもの身長や体重、予防接種の履歴、写真などを入力して手軽に成長記録が管理できるほか、予防接種の予定日が近づくとアラート機能で通知するなどスケジュール管理にも活用できるアプリ。離れて暮らす祖父母などと子どもの成長記録を共有することもできる。入力した情報は県の「マイME―BYO(みびょう)カルテ」に自動で反映され、個人の投薬記録などと一元管理でバックアップされるため、災害などで記録が失われる心配がないという。
このアプリは神奈川県がICTモデル事業として、2016年9月から提供しているもの。17年3月時点で平塚市や藤沢市など県内12自治体が事業に参加しており、参加自治体の市民はアプリを通じて自分が住んでいる市町から妊娠・子育てに関するお知らせやイベント情報などを受けとることができる。13番目となる茅ヶ崎市は17年4月に保健所政令市に移行し茅ヶ崎市保健所を開設するため、移行に関する情報を発信できる時期までアプリの導入を遅らせていた経緯がある。
既存の母子手帳と併用
茅ヶ崎市では冊子型の母子手帳を昨年度2057冊発行している。電子母子手帳は既存の母子手帳に代わるものではないため、予防接種や健診などの際には既存の母子手帳が必要になる。市こども育成相談課では「子育て情報を得る便利で楽しいツールとして活用してもらえれば」と話している。なお妊娠・出産・育児の相談窓口となる「子育て世代包括支援センター」は、4月から茅ヶ崎市保健所内に移転する。
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