茅ヶ崎市(服部信明市長)と大阪府泉佐野市(千代松大耕市長、人口約10万800人)が、3月30日に「特産品相互取扱協定」を締結した。それぞれの地域の特産品を観光情報施設やイベントなどで取り扱うことで、地域特産品のブランド力向上や宣伝・販路拡大を目指す。
この協定は、泉佐野市が各都道府県につき1市町村を目標に締結しているもの。これまでに栃木県佐野市や千葉県成田市など21の市町村と協定を結んでおり、茅ヶ崎市は神奈川県で唯一の締結先となる。昨年12月に泉佐野市側から協定締結の提案があり、1月の千代松市長の来訪などを経て両市で協議を進めてきた。
協定により実施されるのは、【1】物産品フェアなどイベント等での宣伝販売などのPR活動、【2】観光情報施設等での展示・販売、【3】情報発信ツールの相互利用、【4】ふるさと納税返礼品の相互掲載・提供、【5】イベントなどを通じた職員の交流・情報交換など。
これにより泉佐野市にある関西国際空港内の観光情報施設などに茅ヶ崎市の特産品や観光パンフレットなどが並ぶことになる。またふるさと納税の返礼品にお互いの特産品が選べるようにすることなども検討されている。
茅ヶ崎市では「年間2500万人の外国人旅行者が利用する関西国際空港を有する泉佐野市の情報発信力やインバウンドに対する取り組みを活用し、外国人旅行者へのPRやふるさと納税の効率的な情報発信などを行っていきたい」と期待を寄せている。
「観光客への情報発信に期待」
締結式は3月30日に泉佐野市役所の市長応接室で行われ、服部市長と千代松市長が協定書にサインした。
泉佐野市は「以前から市長同士の交流があり、地域ブランド化を進めているなど両市に共通点もあった。茅ヶ崎市の情報発信力に期待し、湘南海岸を訪れた観光客などに当市を知ってもらうきっかけになれば」と話している。
泉佐野市は「犬鳴山温泉」「泉州水なす」「泉州タオル」などで知られる。4月22日(土)・23日(日)に茅ヶ崎市総合体育館で催される「ちがさき産業フェア」に泉佐野市がブースの出展を予定、両市の初交流が行われる。
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