茅ヶ崎市消防署小和田出張所がこのほど松浪コミュニティセンター西側に移転し、4月24日(月)から運用が開始される。消防活動を迅速かつ的確に行うための拠点整備で、大規模災害への備えを強固にするのが狙い。
現在の小和田出張所は、1965年に建築された建物で老朽化が著しい上に、敷地に接する道路の幅員が4m前後の住宅街に位置する。このため大規模災害時に消防車両の出動に支障をきたす恐れがあることから、2012年度から移転が計画され、住民説明会などが行われてきた。
新出張所(常盤町1の7)には壁面に放水訓練壁や訓練用消火栓、登坂訓練壁が設置されており、平常時には市民が移動式ホース格納箱などを利用した放水訓練ができる市内初の消防施設となる。配置車両は屈折はしご自動車、消防ポンプ自動車、救急自動車の3台。また、津波警報発表時に近隣住民らが屋上へ一時退避するためのスペース(1人1平方メートルとすると約130人分に相当)を市内消防施設で初めて確保した。市消防本部では「クラスター災害への備えに非常に意味のある整備」と説明した。
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