神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2017年5月19日 エリアトップへ

ヤマハエレクトーンアレンジ大賞 最高賞に城田亜澄さん

文化

公開:2017年5月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
エレクトーンの前に座る城田さん
エレクトーンの前に座る城田さん

 ヤマハ音楽振興会が主催した「第4回エレクトーンアレンジ大賞」で、市内甘沼在住の城田亜澄さん(30)が、最高賞にあたる大賞に輝いた。

 このコンテストは、同社が出版する『月刊エレクトーン』の企画として実施されたもの。

 全国の高校生以上のエレクトーン奏者を対象に年1回開催され、選択式の課題曲と自由曲をアレンジして応募する。今年は9人が入選し、その中から城田さんが大賞に選ばれた。

 城田さんが出品したのは、課題曲に「グリーンスリーブス」(イギリス民謡)、自由曲に「おぼろ月夜」(岡野貞一作曲)。

 「グリーンスリーブス」は、最初にあそび弾きをして浮かんだイメージを元に、民族楽器をふんだんに盛り込み、アイリッシュ風にアレンジ。

 「おぼろ月夜」は日が落ちて暗くなり、菜の花の香りだけが漂い霞みがかった月夜のイメージでドラマチックにアレンジしたという。「幼い頃祖母がよく歌ってくれた日本の歌は、特に想い入れが深い」と振り返る。

「エレクトーンは魔法の楽器」

 赤羽根出身。ヤマハ音楽教室で講師を勤めている母に連れられ、4歳でピアノを始めた。「今もですが、とにかくピアノが楽しくて、時間を忘れて演奏に夢中になっちゃう」と照れ笑い。

 高校の時に妹が弾いていたことで興味を持ったエレクトーン。一人でオーケストラのような演奏ができるなど多彩な音楽に対応できることが特徴で、約1000種以上の音が出せる機種もある。「頭の中で思い浮かべた世界観がそのまま表現できる、魔法の楽器ですね」。鍵盤を叩き次々に多種多様の音楽を奏でる様子は実に楽しげだ。

 洗足学園音楽大学電子オルガン科を首席で卒業。現在は、市内でピアノ・エレクトーン教室を開くほか、ヤマハ音楽教室で小学生らに音楽を教えている。夫と2人暮らしの自宅と、楽器が置いてある実家とを往復することも多い。「曲のアレンジを母と話し合ったり、家で料理をしている時に曲が浮かんだり」と、音楽に囲まれた毎日だ。

 エレクトーンの指導で子どもたちから受けた刺激は、受賞作にも反映されている。「発想が本当に自由。なによりも、音楽を心から楽しんでいるので、私もその気持ちを忘れないでいられます」と目を煌めかせる。

 同コンクールへの応募は2回目。前回は2位にあたる優秀賞を受賞していた。賞を目指すことよりも、自身の作品を評価してもらうことで、より今後の成長に繋げたいという思いがあったという。

 「大きな賞を頂き、本当に光栄」と城田さん。「音楽は、感情や世界観を色々な人に伝えらえる素敵なもの。より多くの方に音楽と触れ合ってもらうきっかけになれば」と話した。城田さんの課題曲アレンジ譜は、5月20日(土)に発売される同誌6月号に掲載される予定だという。
 

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

子ども250人を無料招待

劇団かかし座

子ども250人を無料招待

『長靴をはいたねこ』

4月19日

健康を自覚すれば健康に?

健康を自覚すれば健康に?

そよらで講話と測定会

4月19日

「音楽やりたい」をサポート

「音楽やりたい」をサポート

有限会社長谷川楽器店長谷川徹さん(56)

4月19日

「本当の価値」提供したい

「本当の価値」提供したい

株式会社グローブ企画中川信義さん(54)

4月19日

春の時代絵巻 盛大に

春の時代絵巻 盛大に

奴頭は田中ことみさん

4月19日

21日午後から交通規制

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

大岡越前縁の寺で祭

【Web限定記事】

大岡越前縁の寺で祭 文化茅ヶ崎市

4月20日 「浄見寺まつり」

4月16日~4月20日

茅ヶ崎版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook