神奈川県議会の第2回定例会で5月22日に正副議長選が行われ、新議長に茅ヶ崎市選出の自民党県議、佐藤光氏(47)=5期=が選出された。茅ヶ崎市からの議長就任は添田高明氏以来20年ぶり。任期は慣例により1年。
共産党の県議との一騎打ちとなった議長選は、投票総数105票のうち佐藤氏が99票を獲得し、第110代議長に選出された。40歳代の議長就任は32年ぶり。また第111代副議長には、横浜市旭区選出の公明党議員、小野寺慎一郎氏(61)が就任した。
「議会の活性化に尽力」
佐藤氏は本紙の取材に対し「このたび二元代表制の一翼を担う議長という大役に選出を頂き、身の引き締まる思いと同時に今までご支援を頂いた皆様、先輩・同僚議員に対し感謝の気持ちで一杯です。巡りあわせで若くして議長に就任させて頂き、若輩ではありますが、与えられた責務を確実に果たし議会の活性化に尽くしたいと考えています」と心境を語った。
新議長としての取り組みについては「神奈川県では2016年7月26日に発生した津久井やまゆり事件を機に『ともに生きる神奈川憲章』を策定しました。19名の尊い命が失われた悲しみを力に変え、ともに生きる神奈川を作っていこうとする取り組みです。議会においてもこの取り組みを強力に後押しして参りたいと考えています」と語り、茅ヶ崎市については「故添田高明先生が1996年5月に就任されて以来の議長となり、添田先生の足元にも及びませんが私なりに地元・茅ヶ崎のために微力を尽くしたいと思います。特に今年4月から保健所が県から移管されるなど茅ヶ崎市が中核市に向けての第一歩を踏み出しました。中核市への移行は容易ではありませんが、できることから着実に履行し、茅ヶ崎のことは茅ヶ崎で決めるまちづくりを目指して参りたいと思います」と述べた。
服部信明茅ヶ崎市長は「これまで多くの地元の方々の言葉に耳を傾け続けてこられた議員さんが、県議会議長という立場で大活躍されることを祈念いたします」とコメントしている。
佐藤氏は河野洋平、河野太郎両衆院議員の秘書を経て1999年に29才で県議選に初当選。以来5期連続でトップ当選を続けている。
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