萩園の環境事業センターで5月4日に発生した火災の出火原因がこのほど判明した。同センターでは再発防止対策を取るとともに、市民へごみ分別の協力を再度呼びかけている。
火災が発生したのは、同センター内の粗大ごみ処理施設。ごみの粉砕処理中に施設内で火災が発生し、消防隊によって約6時間後に鎮火された。負傷者や周辺施設・住民への被害はなかったものの、翌5日から16日までの間、同施設は運転を停止していた。その間は同センター内の別の破砕機を使用し、通常の受け入れを行っていた。
同センターでは機器内部等の点検や調査を行い、17日に出火原因と推定される3項目をまとめた。1点目は、出火の際に処理を行っていたベッドマット。破砕時に内部のスプリングなどの鉄が発熱し、マット材への引火が要因として考えられる。2点目は、中身の入ったスプレー容器。3点目は電気製品などに内蔵されたリチウム電池で、2・3点目の要因は、ごみ処理の際、出火の原因となることが多いという。
再発防止対策として、同センターでは、破砕機でのベッドマットの処理をやめ、手作業でマット素材と金属部品を分け、鉄くずを搬出する方法に見直した。また、リチウム電池・スプレー容器などの分別を徹底。施設の放水ライン増設など、消火対策も強化していく。
管理面では、4月から事業が民間に委託されたばかりで緊急対応訓練が間に合っていなかった点を踏まえ、作業マニュアルを徹底するとともに、秋に予定されていた市や事業者との合同消火訓練を早める計画を進めている。
同センターでは、「リスク軽減のためにもごみの分別を改めてお願いしたい。分別、回収方法など、不明なことがあればご連絡ください」と話している。問い合わせは同センター業務担当【電話】0467・57・0200へ。
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