6月16日(金)から19日(月)まで千葉県で開かれる「関東高等学校陸上競技大会(インターハイ南関東地区予選会)」に茅ヶ崎市内から、鶴嶺高校3年の小清水瑠巳さんと、茅ケ崎西浜高校2年の杉山正悟君が出場する。
鶴嶺・小清水さん
小清水さんは5月に行われた県予選で走幅跳2位(5m76)、三段跳2位(11m85)に入り、2種目で関東への切符を掴んだ。県では自己ベストを走幅跳プラス24cm、三段跳プラス83cmと大幅に更新。「走幅跳は元々関東を狙っていたので達成できてうれしい。三段跳はまさかという感じ」と喜びを話し「決勝では競技直前、自分の『行きます』の掛け声に部員が『はい』と答えてくれたのが大きな力になった」と続ける。
小6の頃、地元のクラブで陸上を始めた小清水さん。当時は走る度に自己ベストを更新していたが、中学では伸び悩んだという。高校で陸上部入部後は、走幅跳の助走の歩数を変えずに中間マークの位置を変えるなど工夫を続け、安定して走れるように。努力が実り、高2秋の県新人戦で優勝。関東の舞台にも進んだ。陸上部顧問の上杉和弘教諭は「小清水さんは元々素質がある。自身が工夫を重ね、記録が伸びてきた」と話す。
中井町在住の小清水さんは、休日には陸上経験のある父親とともに秦野の陸上競技場で練習するなど、日々関東に向け励んでいる。「さらに自己ベスト更新を目指し、その先の全国も狙いたい」と意気込む。
西浜・杉山君
杉山君は、県予選で円盤投4位(38m81)、砲丸投5位(12m91)の結果を出し、2種目で関東への道を切り開いた。「円盤投では自己ベストは出たが目標の40mには届かず悔しかった。砲丸投はファールになっても良いくらいの気持ちで投げられて結果が出た」と振り返る。陸上部顧問の河野佑太教諭は「緊張することが多かったが、今回初めて練習よりも力を出せていた。真面目で歯を食いしばって練習に臨んでいる」と話す。
市内浜竹在住の杉山君は、小・中学時代は藤沢ラグビースクールに所属。中学で体力をつけようと陸上部に入部してラグビーと両立する中で、フィールド競技に興味を持った。当時の顧問の勧めで砲丸投を始め、中学の県大会で見た実力ある選手の姿に刺激を受け、高校でも投てき種目を続けてきた。
昨年秋の県新人戦で4位に入り頭角を現し始めた杉山君。「練習すると記録が伸びるのが面白い。一歩踏み出して一投でも良い記録を出せば勝利を掴めるのが魅力」と競技について語り、関東に向けて「砲丸、円盤に遠心力を乗せられるよう欲をかかずに向き合いたい。3年ではインターハイ出場と優勝を狙う」と話した。
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