第53回神奈川県美術展の入賞者表彰式が6月18日に神奈川県民ホールで行われ、茅ヶ崎市浜竹在住の石橋聖肖(まさのり)さん(52)(=人物風土記で紹介)の作品「圏界―雲に浮く―」が工芸の部特選に選ばれた。
神奈川県美術展は誰でも応募できる国内でも有数な規模を誇る公募美術展。作品発表の場を提供し、創作活動を支援するとともに、優れた美術作品を県民に紹介している。今年は全国から1245点の作品が集まり、平面立体、工芸、書、写真の4部門をそれぞれ5人の専門家が投票形式で審査。各部門から大賞、準大賞、それに次ぐ特選が一人ずつ選ばれ、計40の入賞作品が決定した。
石橋さんの入賞作は銅、真鍮、銀、銀箔を素材に制作され、雲の上に船が浮かぶ幻想的な世界観を表現している。シンプルなデザインの中に作品の持つほのぼのとした温か味が評価され特選に入賞した。同作品を普段の制作期間の半分以下の2週間で仕上げたという石橋さん。「異常なテンションだった」と当時を笑いながら振り返る。
「入賞は嬉しいが、せっかくなら大賞を取るまで応募し続けたい」と次回作への意欲もにじませた。
7月3日から厚木巡回展
入賞作品は神奈川県民ホールギャラリー(横浜・山下公園前/中区山下町3の1)で7月1日(土)まで展示。以降、厚木巡回展が7月3日(月)から7月14日(金)にかけ、厚木文化会館(厚木市恩名1の9の20)で開催される。午前10時から午後5時まで。7月4日(火)、10日(月)、11日(火)は休館。巡回展は石橋さんの作品を含む入賞作品の他、厚木市周辺在住者の入選作品も展示予定。
問い合わせは神奈川県美術展委員会事務局【電話】045・662・5901へ。
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
21日午後から交通規制4月19日 |
|
<PR>