「いち、に、さん、し」―。市内のスポーツクラブでダンベルトレーニングに汗を流す97歳の男女の姿がある。田口祥三さん(97)=藤沢市辻堂西海岸=と田代しづさん(97)=茅ヶ崎市若松町=の二人だ。
それぞれ週に2回、若松町のハヤシスポーツクラブに通っている二人。トレーナーの補助のもと、ダンベルやボールのほか、田口さんはエアロバイク、田代さんはランニングマシン、水泳に励んでいる。
田口さんは、妻を亡くしたことを機に息子夫婦の近所に住むことになったのがトレーニングを始めたきっかけ。身の回りのことをできるだけ自分で行うために健康を維持しようと、2013年から続けている。一方田代さんは元々スポーツが好きで、過去に水泳を習っていたことから、近所で体を動かせる場所があると知って通い始めたという。
トレーニングを通じて、田口さんは体力を保てるようになっただけでなく「クラブで様々な世代の人とあいさつを交わし、話すことで心も豊かになった」と笑顔を見せる。田代さんは、以前歩行の際、杖が手放せなかったが「今では室内で杖は使わずに自分の力で歩けるようになった」という。
深井諭トレーナー(36)は「色々なトレーニングに笑顔で前向きに取り組んでいるお二人の姿は、私たちスタッフはもちろん、他の会員さんたちの笑顔も生み出している」と話す。田口さんは「これからも続けたい」、田代さんは「体の調子が良くなってうれしい。丈夫になってももっとやりたい」と意欲を見せた。
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