茅ヶ崎市役所に約2週間の就業体験(インターンシップ)に訪れていた大学生が実習の最終日に、公民館に若者の来館者を増やす方法について、公民館長らの前でプレゼンテーションを行った。
発表を行ったのは産業能率大学情報マネジメント学部2年の大谷満理奈さん(19)=高田在住=と、文教大学情報学部3年の坂本真也さん(20)=鶴が台在住。2人は市役所での就業体験で松林公民館と小和田公民館に配属され、公共施設見学や公民館主催事業の運営補助を体験。最終日の発表課題として公民館長から「若者が公民館に来てもらうには」が与えられていた。
プレゼンには市内5つの公民館の館長や市社会教育課長、教育推進部長らが出席。大谷さんは、公民館の場所を示す看板の設置や直通バスの運行、「カクテル講座」など若者を呼び込めるイベントを提案。「ツイッターやインスタグラムなどを活用すれば情報を拡散できる」と発表した。坂本さんは、楽器やVR講座など若者が参加したくなるような事業や、若者主体のサークル作りを提案。「お年寄りが孫と参加できるような事業、料理教室など20〜30代の出会いの場となるようなイベントがあれば、さらに多くの人が公民館に足を運ぶのでは」と発表した。館長らからは「若者ならではの視点で、良いアイデア」などと感想が出た。
発表を終えた2人は「緊張したが、利用者の立場で考えた案を発表できた。自分でも公民館を活用し、周囲に広めていきたい」(大谷さん)、「より具体的な案を出せるよう意識した。今後も公民館活動に積極的に参加していきたい」(坂本さん)と感想を語った。
公民館長らは「提案は再度内容を精査して検討していきたい。2人には実際に公民館を利用する側になってもらい、彼らから公民館の良さを広く発信してもらえれば」と話している。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>