愛媛県で開催された第72回国民体育大会(えひめ国体)にアレセイア湘南高等学校3年の山本文賀さん(小田原市在住)が馬術競技の県代表として出場し、10月9日の少年トップスコアで3位に入賞した。
トップスコアは、難度に応じて得点が異なる障害物を飛び越えていき、規定時間内の獲得点数を競う競技。どの障害物を飛び越えるかを選手が決められるため、技術だけでなく戦略性も問われる。山本さんは愛馬のゲンスターグランツ(雄11歳)とこの競技に挑んだ。
乗馬体験をきっかけに小4から乗馬クラブに通い、中学で県優勝、今年3月には日本唯一の国際大会でジュニア5位に入賞するなど活躍してきた山本さんだが、国体は初出場。「選ばれなかった人の分も頑張りたい」と県代表に選ばれた7月から普段より練習の回数を増やし、難易度も上げるなど大会に備えてきた。
大会当日は馬の調子も良く手応えを感じていた中で、高得点だが飛越を失敗すると減点も大きい障害「ジョーカー」への挑戦を、当初の1回から急きょ2回飛ぶ作戦に変更。本番で見事に2回とも飛び越えてみせ、入賞の決め手とした。
入賞発表を県代表の仲間と抱き合って喜んだという山本さん。表彰式の後には、馬にもメダルや賞状を見せに行き「ありがとう」と感謝を伝えたという。「家族も学校の友達も自分のことのように喜んでくれて、本当に嬉しかった。もっと技術を磨いて馬との信頼を深めて、来年の全日本ジュニア出場や国体連続出場を目指したい」と目標を掲げ「大人になっても乗馬を続けていきたい」と思いを話した。
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