神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2017年10月27日 エリアトップへ

茅ヶ崎市と災害時協定を結んだ「茅ヶ崎セフティコミュニティアマチュア無線クラブ」の会長を務める 中野 久夫さん 浜見平在住 77歳

公開:2017年10月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

無線で地域を繋ぐ情熱家

 ○…市内のアマチュア無線免許保持者20人で組織する団体の会長。東日本大震災の被災地でアマチュア無線が役立った事例をきっかけに、地域社会の力になろうと2015年に結成した。このほど市と「災害時に通信環境を確保する協定」を結び「もっと会員を増やして協力体制を強めたい。いざという時、力になれると信じている」と意気込む。

 ○…千葉市生まれ。小学生の時に父親からプレゼントされた「ラジオの作り方の本」を読み、部品を集めて鉱石ラジオを完成させた。「初めて音が鳴った時の衝撃は忘れられない」と目を輝かせる。中学ではサッカーの練習後、ハンダを手に真空管ラジオを作るなど興味は深まるばかり。千葉工業高校へ進むと、友人の持つアマチュア無線機に憧れたが、教諭に誘われてラグビーに明け暮れることに。「ボールを蹴ることと足の速さだけは取り柄でね」とバックスの右ウイングを務め、関東大会出場も果たした。

 ○…高校卒業後、外資系のレジ製造販売会社に就職した年に、念願叶ってアマチュア無線の免許を取得。都内や水戸、仙台など転勤が多かったが「無線の交信でその土地の友人ができた。今も交流がある」と誇らしげだ。定年退職後の現在は茅ヶ崎駅南口の駐輪場に勤め、利用者への挨拶を欠かさない。「おせっかいかもしれないけれど、地域の人同士顔見知りになっておくのが大切」。妻と暮らし、4人の孫が遊びに来るのが至福の時間。「孫が『帰りたくない。もっと遊ぶ』って駄々をこねるのが可愛くて」と思わず目じりが下がる。

 ○…アマ無線クラブでは12月末まで市制施行70周年記念局を開設し、日本全国はもとより姉妹都市ハワイ・ホノルルとも交信。学童保育施設などで科学教室を開くなど、地域に向けた取り組みにも積極的だ。「自分が幼い頃そうだったように、子どもたちが興味を持つ機会を作りたい。人と人の繋がりを大切にして活動を続ける」と笑顔を見せた。

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook