優しいタッチで、懐かしく色鮮やかな作品を生み出すとともに、もの作りの喜びを伝えたい―。絵本作家の佐々木貴行さん(37)=松浪在住=が、3月29日(日)にコミュニティスペース「TAMAYURA」(常盤町7の19)で行われるイベント内で、ワークショップ「らくらく工作 そらとぶのりものキットを作ろう!」を行う。時間は午前10時から午後3時30分まで。参加費300円、当日参加自由。
藤沢の豊かな自然の中で育ち「ザリガニやトカゲ、虫取りが楽しくて、のびのびとしていた」という少年時代を過ごした佐々木さん。粘土遊びや絵を描くのも好きで、目を輝かせて江の島の花火を見た直後には「両親がキャンバスと絵具を用意してくれて。たった今見た花火を思い出して描いたのが楽しかった」―。その原風景を元に生み出したのが、2008年に第7回ART-BOX新人賞を受賞した絵本「花火の夜に」だ。
東京工芸大学大学院卒業後、デザイン会社などでの勤務を経て、結婚や息子の誕生とともに「夢と現実」の間で悩んだという佐々木さん。それでも「やるべきことをやる。夢も家庭も大切にする」と乗り越えた。現在は美術大学の広報部門に勤めながら、休日には妻と5歳の息子と一緒に茅ヶ崎の海や里山で過ごしインスピレーションを得ている。
今回のワークショップの後には5月1日(金)から12日(火)まで、Lama coffee(松浪2の8の15)での個展も控えている。今後の夢は「絵本作家として活動を続けること。またアトリエを主宰して、子どもたちに作る喜びを発見させてあげたい」と話した。
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