アレセイア湘南高等学校のバスケットボール部が、6月に開催される関東大会に男女揃って出場を決めた。同部女子の関東出場は今回が初めて。
同校バスケ部は、5月4日に秦野市総合体育館で決勝が行われた「第71回関東高等学校バスケットボール選手権大会神奈川県予選会兼平成29年度神奈川県高等学校春季バスケットボール大会」に出場し、男子が準優勝、女子が初優勝を遂げて共に関東への切符を手にした。インターハイやウィンターカップの出場経験がある男子に比べまだ目立つ実績の少なかった女子だったが、創部3年目にしてこれまで積み重ねてきた力を見せつけた。
関東大会には1都7県(東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、山梨、群馬)の代表校が男女32チームずつ出場。男子は6月3日(土)・4日(日)に東京体育館、女子は10日(土)・11日(日)に千葉県の船橋アリーナで開催される。
目指すは優勝
関東大会初出場を決めたアレセイア湘南高等学校女子バスケットボール部(張一監督)。県大会では得点力のあるセンター宮優里奈選手(2年)を攻めの中心に、チームの連携力を活かしたプレーを展開した。
決勝では、新人戦の準決勝で敗北した元石川(横浜市)と対戦。「力を出し切れずに負けた」と感じた新人戦のくやしさをバネに取り組んできた厳しい練習の成果を発揮し、相手のキープレーヤーを抑えながら内外から激しく攻め込み72対51で雪辱を晴らした。張監督は「自信はあったが、まだ新しいチームで大きい試合の経験が少ない所が心配だった。関東ではまだ真ん中ぐらいの実力。ここでさらに経験を積んで、今後につなげたい」と話し、赤津夏奈主将(3年)は「練習の質をさらに高め、技術とメンタルを鍛えて関東に臨みたい。目標は大きく、優勝で」と力強く語った。
関東でリベンジを
男子バスケ部(小田島誠監督)は、けがによる更科幹主将(3年)不在で迎えた逆風の県大会となった。
エースのエマニエル・オヌアブチ選手(3年)を中心に、素早い展開で個々に得点を挙げられる選手が揃う男子。準決勝では昨年のインターハイ出場校、法政大学第二(川崎市)を接戦の末62対61で制した。決勝では新人戦で逆転負けを喫した厚木東と因縁の再戦。前半にリードするも後半に覆され58対74で敗れた。今回はベンチから声援を送った更科主将は「ディフェンスとリバウンドを強化して、関東ではぜひ厚木東と再戦して優勝したい」と意気込む。小田島監督は「今年は中学から力を付けてきた一貫生の集大成の年でもある。一人ひとりが自分のバスケを追求しながら、主将を中心に一丸となって大会に臨んでほしい」と話した。
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