7月末に兵庫県の小学生が咬まれた事件を機に注目されている「ヤマカガシ」。その特長や生態について神奈川県立茅ケ崎里山公園に話を聞いた。
ヤマカガシは日本に古くから生息するヘビ。主食とするカエルが多く生息する川や田んぼなど、水辺で広く見かけられる。
同園でも、芹沢の池や里の家など、年3〜5回程度の目撃例があり、またカエルを追ったと見られる個体が木の上で目撃された事例もある。
外見は地域によって異なるが、関東では赤と黒の模様が一般的。毒の強さは、同様に里山公園に生息しているマムシの4倍ともいわれ、国内では1972年以降4件の死亡例が残る。「毒を出す牙があごの奥にあるため、浅くかまれても毒が注入されにくく、毒がないといった誤解も多い」という。
攻撃的なマムシと異なり基本的に憶病で、人を見ると逃げることが多い。同園では8月5日現在までヤマカガシ被害の例はないが、昨年から今年にかけ無毒のアオダイショウ被害が1件報告されている。
同園は「ヤマカガシやアオダイショウは自分から人を襲うことはないが、危害を加えられた際は身を守るため攻撃をしてくる。見付けても騒がず、ゆっくりと離れ、いたずらもしないで」と呼びかけている。
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