茅ヶ崎市消防本部の金子哲也さん(32)がこのほど開催された消防救助技術関東地区指導会・水上の部「複合検索」種目で8位入賞を果たし、8月23日(水)に宮城県内で開催される全国大会に出場する。
同指導会は、関東地区各都県消防本部の消防職員が日頃鍛えた消防技術の成果を披露するとともに、各都県相互の防災連携意識の高揚を図ることを目的に実施されている。
金子さんが出場した水上の部「複合検索」はマスク、スノーケル及びフィンを装着しスノーケリングで障害物を突破しながら水中のリング4個を検索して引き揚げる訓練。持ち点100点、標準タイム40秒の減点方式で競われる。22人が出場した同種目で金子さんは減点0、所要タイム25秒2の8位で全国大会への切符を手にした。「関東大会に3度目の出場でようやく全国へ進むことができた。努力が報われてうれしい。それでも1位とは0・7秒の差がある。全国大会では応援してくれる人たちのためにも、茅ヶ崎代表の名に恥じないよう一生懸命頑張りたい」と意気込みを語った。
関東大会には、他にも茅ヶ崎から水上の部「基本泳法」「水中検索」に4人が出場したが全国大会出場には一歩及ばなかった。
震災が転機に
金子さんは茅ヶ崎市出身で、現在警備第二課鶴嶺小隊に所属。大学時代にライフセービング部に所属し、九十九里浜で救助活動をしたメンバーの先輩消防士から「向いている」と背中を押されたことがきっかけで消防士に。「ライフセービングを通じて『地元を守りたい』という想いも生まれた」と当時を振り返る。
東日本大震災発災後には被災地でボランティア活動に参加。現場でマンパワーの大切さに気付かされ、一層の救助技術の向上への努力を胸に刻み、日々訓練に励んでいる。
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