2月24日付けで寒川町議会議長に就任した 及川 栄吉さん 宮山在住 59歳
○…これまで定数削減や一問一答の質問方式など議会改革を行ってきた寒川町議会。議長に就任し、議会基本条例の策定や通年議会、出前報告会など、さらなる改革についての話し合いも視野に入れているという。「これまでの流れも大事ですが、過去にこだわることなく、より信頼される議会をめざしたい」。議員となって10年。町民に開かれた議会へ−、想いはアイデアとなって溢れるように飛び出してくる。
○…高校卒業後に、日産工機株式会社に入社。寒川町へと引っ越してきた。36歳で同社労働組合の専従役員となり、従業員のために駆け回る日々に。「でも、昔から人の世話を焼くのは苦にならないタイプだった。誰かのために何かをするのは嫌いじゃない」と話す。その頃、同社は町とのパイプ役として議員を輩出しており、平成13年、49歳のときに白羽の矢が立った。その後、初出馬で初当選。現在は、同社の総務で仕事をするかたわら、町議会議員として活動する。しかし議員になっても、やることは変わらない。『人のために働くこと』が常にあり、それが今では普通になっているという。
○…町議員になって意識したことといえば「税金をいかに公平に使うか」ということ。そのためには、現場に足を運び、町民の顔を見て直接言葉を聞かなければ分からないという。「町民の意見が知りたい。家にいては何もわからない。休みの日でも、つい外に出てしまう」と笑う。
○…読書が好きで、寝る前に読み始めると止まらない。10年前、酒屋さんに勧められ飲み始めた芋焼酎も好物だ。現在は妻と子、孫らと住んでいる。小学校にあがる孫に、先日ランドセルを買ったそうだ。出身は宮城県。実家は震災に見舞われたが、幸いにも無事だった。震災以来、計画停電など、影響は寒川町にも出ている。「こんな状況だからこそ、皆で力を合わせて頑張っていきたい」と語った。
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